外断熱・内断熱を合わせた「ハイブリッド断熱工法」

断熱材は外断熱派と内断熱派に分かれているのが住宅業界の常識。外断熱にも内断熱にも素晴らしいところがたくさんあります。しかしどちらも完璧ではありません。どちらにも長所もあれば短所もあり、外断熱と内断熱どちらかだけではダメなんです。 正解は外断熱と内断熱を良いとこどりで組み合わせた「ハイブリッド断熱工法」。日本以外では、内断熱は「充填断熱」、外断熱は「付加断熱」と言って両方合わせて初めて正しい断熱なのです。

家の寿命を短くする原因は見えない壁内で起こる結露にあります。ヨーロッパの住宅は、内断熱と外断熱の両方を標準仕様としているので、室内はもとより構造材も結露に悩まされる心配がありません。

サイディングに代表される日本の外壁材は耐久性が低いため、10 年に一度外壁塗を装しても30年でボロボロ、張替えが必要となります。30 年で建替えが前提の家ではさほど問題になりませんが、100 年住宅では大問題。 住宅を数百年使っているヨーロッパでは、塗替えせずに数十年持つ塗壁が基本。サイディングのような寿命が短く定期メンテナンスを必要とする外壁材は誰も使いません。低燃費住宅では塗替え不要で長持ちするドイツ製外壁塗装材を使用しております。(汚れは付くので高圧洗浄で対応)

ハイブリッド断熱による205mm もの厚い外壁がもたらす高い断熱性能。建物が真夏の暑さや真冬の寒さなどの外気温に影響されにくく、室内温度・湿度がほぼ一定に保たれ、冷暖房を省エネルギー化。一年中快適な「春」の空間を室内に提供し、年中Tシャツ一枚で過ごせる、非常に快適な住空間をつくります。

外断熱イメージ 内断熱イメージ ハイブリッド断熱材の断面図

スーパー断熱材「セルロースファイバー」

天然の木質繊維で出来たエコで高性能な断熱材

日本ではあまりなじみのないセルロースファイバーですが、アメリカではシェアNo.1 の断熱材です。また、厳しい環境基準があるドイツなどのヨーロッパ諸国でも評価の高いセルロースファイバーは、世界基準の高性能断熱材です。

夏涼しく冬暖かい

粉状の断熱材のため、隙間なく施工可能で、断熱性能を100%発揮できます。

呼吸する断熱材

最大の特長ともいえる調湿性能。木質繊維の持っている高い吸放湿性能によって、壁の中や家の中の結露を低減する効果があります。

高い防音効果

1000 度のバーナーで燃やしても表面が黒く炭化するだけで火はつきません。万が一の火災にもこの燃えにくさが時間を稼ぎ、延焼を防ぐ役割を果たします。

高い防虫・防カビ性能

ホウ素が配合されているため、シロアリやゴキブリ等の害虫がつきません。ゴキブリ退治で有名なホウ酸ダンゴと同じ成分がほんの少し含まれており、ゴキブリでさえ嫌う防虫(殺菌)効果を持っています。防虫のみならず、カビ、ダニ、虫類、ネズミなどが近づけない忌避効果ももっています。

断熱材 セルロースファイバー 延焼実験実験1セルロースファイバーは燃えにくい